BOUQUET(ブケ)
パート・ド・ヴェール(※1)作家の大室桃生さんと一緒にガラス器のシリーズに取り組みました。
木村硝子店では珍しい花柄のプレート。これは社長から大室さんへのリクエストで、社長曰く「オレは実は花柄が好きだ。」ということ。とはいえどんな花柄でも良い訳ではなく、大室さんの"コレ"という花柄だからこそ。
フォルムと柄に手仕事を感じるブケシリーズは「延ばし」という技法を使い、厚手の硝子の存在感のあるガラスプレートに仕上がっています。華やかなデザインは食卓のメインプレートとして活躍しそうです。
またタテ、ヨコ、ナナメの躍動感ある線で構成されたパッチワークシリーズ、コットンシリーズも大室桃生さんによるデザインです。
※1…パート・ド・ヴェールとは、フランス語で、『ガラスの練り粉』と言う意味。耐火石膏で作った鋳型に硝子の粉を詰め、焼成し形を作ります。その後表面をマットにしたり、つるりと鏡面にしたりなど仕上げを施して出来上がりです。制作には多くの行程と時間がかかり、作れる数も限られる製法です。