木村硝子店のグラスと私の日常/092
潔よいくらいシンプルな形。
ある時は花を入れ、ある時は日本酒、またある時はデザートのソースを。
控えめなのに存在感があって、入れる物によってさまざまな表情を見せてくれる。
そして和食器にも洋食器にも合う、食卓の名脇役。
アカデミー賞でいったら助演女優賞といったころか。
木村硝子店の美しい片口、カンパイ。
すとんとした形状、そしてカンパイというネーミングも好き。
text:粕谷 斗紀(fog linen work プレス)
HP https://foglinenwork.com/